エキゾチックアニマルを飼おう

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フェレット

フェレット飼育の注意点~フェレットを飼おうか考えている方へ~

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最近フェレットの人気が高くなってきています。

可愛らしい姿はもちろん、お散歩の必要がなかったり鳴き声が小さかったりと飼いやすいイメージなのも人気の理由かもしれません。

人気になるにつれネット上にもフェレットに関するたくさんの情報が集まり、より飼いやすい環境になりました。

しかしその半面、おそらくフェレットを飼ったことがない人がネット上の情報をまとめただけだと思われるサイトも目にするようになりました。

確かにフェレットは比較的飼いやすく、いい面がたくさんあるのですが今回はフェレットを飼うのに注意するべき点、大変な点を紹介します。

フェレットを飼おうか考えている方は是非参考にしてください。

 

手術済みのフェレットでも臭い

フェレットと言えば臭いが強いイメージがありませんか?

実際にペットとして販売されているフェレットは臭いの元となる臭腺を除去しています。

しかし、それでも独特な臭いがなかなか酷いです。

シャンプーをしたりケージを常に清潔に保っていても、マシにはなれど完全に消えることはありません。

更に、フェレットは遊び好きです。

中でも潜るのが大好きです。

室内の布の間に潜ったり身体をなすりつけたりして遊んだ時に臭いが移ってしまいます。

飼い主と遊ぶ時もやはり服やズボンの中に潜ろうとしたり膝に乗ったりと触れ合う機会が多く、結果服に臭いが付いてしまいます。

洗濯しても匂いが取れないというほどではありませんが、以前フェレットと遊んだ後そのままの服装で友人と会った時に臭いを指摘されたことがあります。

(その方の鼻はよく効くほうらしいのですが、参考までに)

 

ただ、おそらくですが飼っている本人はそのうち慣れて気にならなくなると思います。

私もそうでした。

なので臭いの問題は自分がというより、他人にどう思われるかという方がポイントだと思います。

例えば友人を家に招き、フェレットが居る部屋へ上がった時人によっては少し臭いと感じるかもしれません。

そんなこと気にしないという方なら問題ないと思います。

 

暑さに弱く、夏場はほぼエアコン必須

フェレットは室温が30℃を超えると熱中症の危険があります。

できれば室温は28℃以下に保っておきたいところです。

となれば夏場はエアコンを1日中かける必要が出てきます。

フェレットを飼う予定のお部屋にはエアコンがありますか?

扇風機では効果がないので注意してください。

 

ちなみに、冬場も加温が必要ですが小さなペットヒーターで充分なのでそれほど気にしなくても大丈夫です。

 

動物病院とのお付き合い

フェレットは病気になりやすく、弱い動物です。

一旦病気になればレントゲンや薬、場合によっては入院や手術、それでも助からない場合だってあります。

そのため定期的な健康診断が欠かせません。

それでなくても年に1度のワクチン接種と蚊の時期のお薬は最低限必要です。

ここで注意すべき点はフェレットには慣れていない動物病院も多いという事です。

最近はだいぶ診てくれる動物病院が多くなったとは思いますが、やはりエキゾチックアニマルに強い動物病院を見つけたいところです。

緊急事態でも連れていける範囲にエキゾチックアニマルも診れる獣医さんは居ますか?

 

当然病院代も高額になってきます。

予防接種と健康診断だけで年間2万円ほどはかかりますしどんな病気になるかもわかりません。

ちなみに私が最初に飼ったフェレットは4歳を過ぎた時にリンパ腫を患い、治療に10万円ほど掛かりましたが結局助けることはできませんでした。

フェレットの平均寿命は7年ほどと言われますが、このように4歳ごろから病気にかかりやすくなり寿命を全うできない子も多いです。

 

噛み癖などのしつけ

フェレットは噛み癖がひどい子が割りと多い印象です。

しつけることは可能なのですが、しつけの方法には少し工夫が必要です。

ネット上ではたまに噛まれたら「コラッ」と大声で叱るとか首を掴むとか書いてあるのを見かけますが、これらは逆効果になる場合もあります。

私も初めてフェレットを飼った時にこの方法も試したのですが、逆にフェレットが興奮してしまい暴れてしまいました。

個人的な感覚ですが、フェレットは犬のように

悪いことをしたら怒られた→反省しよう

という思考ではなく

悪いことをしたら怒られた→怖い、反撃しなきゃ!

と思うようなタイプだと思います。

フェレットは確かに人懐っこいのですが、飼い主に喜んでもらおうなどという思考は持ち合わせていません。

そこでしつけにおすすめな方法ですが、悪いことをしたら怒るのではなくフェレットが嫌なこと、嫌いなことをさせるという事です。

具体的には

・噛まれた瞬間すぐにケージにしまう

・フェレットを持ち上げたままじっと目を見つめ大人しくさせる

などです。

フェレットは遊び好きでじっとしていることが嫌いなので根気よく繰り返していれば成功の可能性は高いと思います。

 

家具がボロボロになる

フェレットは基本ケージ飼いですが毎日室内でケージから出して遊ばせる必要があります。

その際にフェレットは噛んだり引っ掻いたり掘ったりとやりたい放題です。

歯も爪も鋭く力も意外と強いため意外と家中傷がつきます。

猫ほどではありませんがそれに近い覚悟は必要になってきます。

おまけに「イタチごっこ」という言葉があるように、奴らはしつこいです。

わが家では廊下には出さないようにドアを閉めているのですが引き戸のため、ある日ドアを開けられてしまいました。(若干隙間が空いていたようです)

それからというもの、ドアが開くことを知ってしまったせいでガリガリガリガリガリガリガリガリとひっかき続けなかなかの傷を作りました・・・。

 

最後に

もちろんこれだけではありません。

生きものを飼うには当然日々のお世話は欠かせません。

季節の変わり目には毛も大量に抜けます。

例え飽きてしまっても途中で放り出す事はできません。

ペットはなんでもそうです。

半端な気持ちでは飼わないほうがいいと思います。

 

でも、フェレット可愛いですよ!

-フェレット


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