初めてペットとしてトカゲを飼ってみたいという初心者の方にはフトアゴヒゲトカゲがおすすめです。
この記事ではその理由を紹介します。
トカゲの中では性格がペット向き
フトアゴヒゲトカゲの魅力のひとつがその性格です。
トカゲには警戒心が強く臆病な種類が多いですがその中でフトアゴヒゲトカゲはとても慣れやすく温厚です。
直接餌をあげたりハンドリングも可能と、とてもペットに向いているトカゲだと思います。
ただし、そんなフトアゴヒゲトカゲでも懐くという事はありません。
トカゲは慣れることはあっても懐くことはないので触れ合いに重点を置いている方には向かない生きものです。
基本的には鑑賞がメインとなります。
メジャーなトカゲ
フトアゴヒゲトカゲはメジャーなトカゲで飼育者もたくさんいます。
これは非常に重要なことで、メジャーなほど先人の知恵が蓄積されていきます。
ネット上にはたくさんの飼育ノウハウがあるので飼い方も細かなところまで分かりますし緊急時にも対処がしやすいです。
また、フトアゴヒゲトカゲ専用用品も多数販売されており取扱店舗も多いです。
丈夫
フトアゴヒゲトカゲはトカゲの中ではわりと丈夫な方なので慣れていない人でも飼いやすいと思います。
丈夫と言ってもある程度の大きさになってからの話で、初めてのトカゲ飼育でいきなりベビーからは少し大変かもしれません。
餌が与えやすい
餌も非常によく食べます。
トカゲの中にはとてもデリケートで人の気配がすると餌を食べない種類もいますがフトアゴヒゲトカゲは人の手からでも遠慮なくがっつきます。
また、トカゲは肉食の種類が多く昆虫などを常に与えなければなりませんがフトアゴヒゲトカゲは雑食です。
大人になるまでは昆虫(コオロギなど)が中心になりますが大人になれば逆に野菜中心の食事になります。
その為既に成長した子をお迎えすれば昆虫はたまに買い与える程度で済みます。
トカゲの飼育には同時に昆虫の飼育も付き物なのでこの点は非常に楽です。
小さすぎず大きすぎない大きさ
フトアゴヒゲトカゲは大人になると40cmほどの大きさになります。
かなり大きく感じるかもしれませんが、その半分が尻尾なので実際にはそれほどの大きさには感じません。
その為幅60cmのケージでもなんとか終身飼育が可能です。
何と言っても楽しい
フトアゴヒゲトカゲは意外と動きの多いトカゲです。
ボビングという頭を上下に激しく動かす動作が有名なのですが、それだけではありません。
ぼーっとしていると思ったら急にケージのガラス面に飛びつき、餌をよこせと言わんばかりにガラス面をカリカリひっかきアピール。
餌を与えればシュバッと下を伸ばし一瞬で捕獲。
食事の後はライトの真下で胸を張りバスキング。
覗き込めばきちんと目を合わせますし
「なんか用?」
といった感じで首をかしげます。
このようにコミュニケーションとまではいかないかもしれませんが、交流は十分できます。
まとめ
私が初めて飼ったトカゲもフトアゴヒゲトカゲでした。
当時はネットにも今ほど情報は多くありませんでしたし自分自身も爬虫類の知識はまったくありませんでしたがそれでも無事に飼い続けることができました。
飼いやすいだけでなく魅力もたくさんのトカゲですので是非挑戦してみてください。