目次
はじめに
犬猫もいいですが、それ以外の他人とは違う珍しいペットを飼ってみたいと思う人も居ると思います。
ただ、ポピュラーではないペットにはそれ相応の理由があるものです。
例えばコツメカワウソ。
可愛いですよね!
実はペットとして一般家庭で飼うことは可能なんです。
80万ほど出せるならの話ですけどね・・・。
もっと手の届きそうな変わったペットを考えてみます。
アヒルなんてどうでしょう?
アヒルの中で最小サイズのコールダックという種類は手頃な大きさで価格も数万円です。
小さくてかわいい、人にもよく懐きますしこの価格ですから実際ペットとして飼う人も増えてきてはいます。
ですがアヒルのお世話はかなり大変です。
トイレは覚えない上に水鳥特有のベチャッとした糞で掃除が大変。
水鳥ですから水場を用意して水浴びもさせなければいけません。
更に鳴き声がうるさく、頻繁に鳴いているので家庭環境によっては近所迷惑にもなりかねません。
このように普及していないペットには普及しない理由があるのです。
もちろん、愛情があればそんな事は些細な問題かもしれませんし上記のようなペットをお迎えすることを否定するつもりもありません。
ただ、今回の記事では珍しいペットの中でも手が出しやすく飼育もしやすいペットを紹介しようと思います。
初めてペット飼うような方にもおすすめできる動物たちを考えてみました。
珍しさより飼いやすさに重点を置いているため好きな方は特に珍しくも感じないかもしれませんが、一般的にみたら飼っている人は少ないと思います。
飼いやすくて珍しいペット【小動物編】
フェレット
最近ではかなり認知されてきてはいますがどちらかと言えばまだ実際に飼っている人は少ない方ではないでしょうか。
珍しさより飼いやすさに重点を置いて選びました。
今回紹介する中で一番飼育しやすいと思います。
(お世話の手間がかからないという意味ではありません)
私も昔から飼っていますがペットにすごく向いている動物だと実感しています。
価格は2、3万円からありますが意外とランニングコストがかかります。
エサ代トイレ砂代以外にも夏場に必要なエアコン代、毎年の予防接種など。
フェレットのいいところ
・懐く(名前を呼ぶと寄ってきたり飼い主につきまとったり)
・室内で一緒に遊べる(好奇心旺盛で遊び好き。何より元気爆発)
・トイレを簡単に覚える
・散歩不要(室内で運動させる必要はあります)
・生活リズムは人間に合わせられる(人がいる時に起きていない時に寝る)
・専用フードや飼育用品が充実している
フェレットの大変なところ
・独特な臭いがする(ある程度の対策は可能です)
・噛み癖のある子が結構多い(しつけは可能です)
・暑さに弱く夏場はほぼエアコン必須
・比較的病気にかかりやすく病院代が結構かかる
ハリネズミ
ハリネズミは最近になって扱うペットショップが増えてきました。
これからもっと人気が出てくるとは思いますがまだ珍しいと感じる人が多いのではないでしょうか。
飼いやすさで言えばフェレット並、手がかからないという意味ではフェレット以上かもしれません。
ただ、扱いづらさは少々あります。
と言うのもあまり人に懐く動物ではなく、一緒に遊んだりコミュニケーションをとるのは難しいところがあります。
ちなみにハリネズミも飼育経験がありますが、懐くとまではいかなくても慣れてはくれますし何より眺めているだけでもとてもかわいらしい動物です。
価格は1、2万円からといった所でしょうか。
あまり大きなケージもいらず、水槽なんかでも飼育することができるので比較的お金も手間もかからないペットだと思います。
ハリネズミのいいところ
・比較的手がかからない(一生懸命構うより一歩引いたところから見守るような飼い方が合っているように感じます)
・比較的臭いが少ない(体臭も排泄物も)
・見ているだけでも楽しめる可愛らしい姿や仕草
ハリネズミの大変なところ
・慣れるまでは針を立て、その状態で触ると痛い
・慣れるまでも時間がかかる
・トイレを覚えにくい
・真夏はほぼエアコン必須
飼いやすくて珍しいペット【爬虫類編】
ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)
ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の入門種的な立ち位置で爬虫類界ではオーソドックスなペットです。
しかし一般的な人から見ればまだまだ珍しいと思います。
爬虫類の中ではトップクラスに飼いやすく、可愛い見た目と豊富なカラーバリエーションで人気者。
ただやはり爬虫類特有の注意点はあります・・・餌とかね。
人に懐くということもなく、コミュニケーションをとるのもほぼ不可能といっていいでしょう。
ほとんど見るだけになってしまいますがその分飼育の手間もかかりません。
爬虫類の中では触れたり手のひらに乗せたりしても大丈夫な方なのでその程度のふれあいは可能です。
価格は8000円程度から、飼育ケースもプラケースで代用できますしエサ代もコオロギを飼育できるのならあまりかかりません。
今回紹介する中で一番お金がかからないペットだと思います。
ヒョウモントカゲモドキのいいところ
・爬虫類には珍しく紫外線ライトが不要
・爬虫類の中では触れやすくハンドリングも可能
・品種、カラーリングが多く好みの子を選べる
・環境さえ整えてあげれば手間がかからず数日家を空けても大丈夫
ヒョウモントカゲモドキの大変なところ
・餌は基本的に活きた虫
少しだけ説明しますと一番基本的な餌は活きたコオロギです。
コオロギの繁殖はきちんと調べれば簡単なのでコオロギも飼うことができればそれを与えれば大丈夫です。
コオロギ等の昆虫を飼うことができない方は定期的に購入して与えるか、餌用に売られている死んだコオロギ、もしくは人工飼料もあります。
ただ、活餌以外は最初は食べない場合も多く慣らす必要があります。
フトアゴヒゲトカゲ
フトアゴヒゲトカゲもトカゲの入門によく勧められている人気の爬虫類です。
個人的な感覚だとレオパの次にポピュラーな爬虫類だと思います。
トカゲの中では丈夫で大きさも大きすぎず小さすぎず、そして小さな恐竜のようなかっこよさと可愛らしさも兼ね備えています。
やはり人には懐かず鑑賞がメインとなりますがレオパより大きい分餌を食べる時の迫力があり、それも楽しみのひとつです。
フトアゴヒゲトカゲの場合雑食で、大人になれば野菜メインでも飼育可能です。
トカゲの中ではトップクラスに飼いやすいのですが、慣れない人には少し敷居が高く思われるかもしれません。
レオパより一段階飼育難度が上がります。
私が初めて飼った爬虫類で現在も飼育中なのですが、最初は戸惑った部分もありましたがネット上にも情報が多く、慣れてしまえば世話自体はとても楽です。
価格は1~4万円ほどで、飼育ケージもできればトカゲ用の物が欲しいのですがそれがまた1万円以上します。
それに加え紫外線ライトや保温ライトなど、初期費用と電気代も意外とかかります。
フトアゴヒゲトカゲのいいところ
・トカゲの中では最もポピュラーとはいっても日本のトカゲとは桁違いの迫力
・慣れれば触れたりハンドリングも可能
・排泄物の処理は数日に1回(大人になれば食事も2,3日に1回のため)
・環境さえ整えてあげれば手間がかからず数日家を空けても大丈夫
フトアゴヒゲトカゲの大変なところ
・餌は基本的に活きた虫
・糞が予想以上に臭い(その分すぐに気づいて処理できるという利点も)
まとめ
今回は変わったペットの中でも初めての方でも飼いやすい子たちを選んでみました。
なので珍しい中の有名所ばかりの紹介になってしまいましたがその分飼育ノウハウがたくさん出回っていて安心して飼うことができると思います。
忘れてほしくないのはいくら飼いやすいと言っても生きものを相手にしている以上それなりのお世話は必要です。
犬猫に比べれば難しいと感じる人もいると思います。
犬猫と違い、扱いに慣れている動物病院が少ないので探すのも大変かもしれません。
決して簡単に飼えるよと言っているわけではないので、実際に飼う際はしっかりとした準備、覚悟をしましょう。